Dialogue
- 成果が出そうにないと分かっている状況で、関与を続けることはあるのか。
- 続けることはある。
ただし、そのまま続けても成果が出ない理由は必ず伝える。
その原因が、施策や業務ではなく、経営者の考え方や判断構造そのものにある場合、
答えや打ち手は先に提示しない。
その判断を、経営者自身が引き受けるところまで関与を続ける。
- 「専門外だ」と言われる領域への関与はどう考えるか。
- 領域で線は引かない。
業界や職種の違いではなく、
判断構造をどう設計すべきかという観点で関与する。
専門性は、判断にある。
その判断が、どこで滞っているかの方が重要である。
- 予算達成や件数など、「結果のコミット」を求められた場合はどうするか。
- その条件だけでは引き受けない。
結果は、商品、採用、メンバーの理解度など、
クライアント側の要因にも大きく依存する。
結果だけをコミットすることは、経営者が持つべき判断を奪うことになる。
それでは、健全な関係は成立しない。
- クライアントの期待値とギャップが出た場合、どう対応するか。
- 月に一度を目安に、レビューを行う。
ギャップがどこで生まれたのか。
認識・情報・プロセスのどこに原因があるのか。
それを整理し、
改善した場合に、どの程度・どの期間で影響が出るのかまで共有する。
- 成果が出ている状況でも、経営者が価値を感じるのはどこか。
- 成果そのものではない。
ギャップの理由である。
成果がプラスでもマイナスでも、
なぜそうなったのかが構造として見えることに、価値がある。
- フィードバックはどこまで行うのか。
- 求められれば、個人特性レベルまで行う。
性格ではなく、
業務における特性・強み・使いどころを、
相対評価と絶対評価の両方で整理する。
- 個人評価を行う目的は何か。
- 人材配置の判断精度を上げる。
誰を、どこに、どの組み合わせで置くか。
人材配置は、最も即効性のある経営判断であり、
その判断材料として個人評価を使う。
- 成功したプロジェクトの成果はどう共有するか。
- 成功要因は整理する。
その上で、クライアント自身が気づき、できるようになった状態をつくる。
- 成功とは何か。
- 私たちが不要になる。
判断が止まっている箇所は一度引き取る。
判断構造が内製化された状態を成功と定義している。
- トラブルが起きた場合、どう対応するか。
- 仮説の段階でも、すぐに共有する。
不安の正体は、何が起きているか分からないことにある。
事実把握に時間がかかる場合でも、
仮説と解決プロセス、時間軸を先に示す。
- 価値はどこにあると考えるか。
- 判断にある。
判断には必ず責任が発生する。
判断は人に帰属するが、
構造によって見えなくも、明確にもなる。
- 最終意思決定は誰が行うのか。
- 最終意思決定は経営者が行う。
私たちは、専門的・論理的判断に責任を持つ。
クライアントは、最終意思決定を行う。
誤った判断だと考える場合は、示唆を最大限行う。
それでも、その判断は尊重する。
結果からは逃げない。
重視しているテーマは二つある。
ひとつは、外国人労働者を「労働力」として扱わない判断構造。
同じ社員として扱えるかどうかである。
もうひとつは、AIと人の役割分担における判断構造。
AIを入れても生産性が上がらない原因は、
人が介在すべき判断が整理されていないことにある。
研修は行う。
目的は、知識の提供ではない。
共通言語をつくり、現場で判断ができる状態にする。
運用設計まで含めて扱うため、一過性で終わらない。
現場に入る。
一度、判断を引き取る。
自ら動き、クライアントと一緒に働く。
その上で、判断を戻す。
意思決定を代行しない。
判断には関わる。